1954-05-31 第19回国会 衆議院 通商産業委員会 第59号
選別融資や系列融資となり、これがやがて中小企業の倒産となり、不渡り続出となり、これが最初は資本力、経済力の浅いところの弱小企業にだけ発生しておりましたものの、きようこのごろではこれがバランスシート十億くらいになつている。一体いつの日にこれをとどめるのか、限界点はいつなのかということを今国会の当初、いや去年の秋ごろから再三再四にわたつて私はお尋ねして来たのです。
選別融資や系列融資となり、これがやがて中小企業の倒産となり、不渡り続出となり、これが最初は資本力、経済力の浅いところの弱小企業にだけ発生しておりましたものの、きようこのごろではこれがバランスシート十億くらいになつている。一体いつの日にこれをとどめるのか、限界点はいつなのかということを今国会の当初、いや去年の秋ごろから再三再四にわたつて私はお尋ねして来たのです。
また個々に商品を依頼したところの商社は、これはその商品の先行きの不安と、スムーズに流れない点と、購入したこの生地があまりにも国際価格を上まわつて高過ぎるという点から、不渡り続出、倒産商社続出、こういうことに相なつておるようであります。
そのおかげでもう不渡り続出、商社の倒産が毎日のように続いております。これに対して一体あなたはどのようにお考えでございましようか。私の調査によりますれば、この正月に入つてからでも不渡りは東京の手形交換所だけで二千枚近い。大阪はこの四割五分、名古屋は一割五分を読んでおります。倒産商社も大阪の糸岡のような大きなものから、東京でも機場及びそこの製品を扱う商社が一番多いようでございます。